![]() ホルモン補充療法
ホルモン補充療法の効能 1.更年期障害の治療
女性ホルモンを使うと、漢方治療などと比べてより高い効果があります。 特に、ホットフラッシュ、発汗には他の治療より有効です。 2.皮膚、泌尿生殖器症状の治療 3.骨粗しょう症の予防、治療 女性ホルモンを利用して、症状を改善します。注射、内服、貼り薬
があります。薬の投与方法にはエストロゲンという女性ホルモンのみ 使う場合と、黄体ホルモンを併用する方法があります。年齢、症状、 月経の有無、体質等により、ホルモン使用が適切かどうか判断して から処方しますので、一度ご相談下さい。 ※女性ホルモンの副作用について
米国の治験では、ホルモン剤を使った人の乳癌の発生率は、1万人に 38人で、使わなかった人の乳癌の発生率は、1万人に30人でした。 つまり、1万人中ホルモン剤を使って、8人が癌になった可能性が あるという報告があります。副作用の無い薬はありません。 薬の効果(更年期障害の改善度)と副作用をよく理解してください。 基本的に、発がん作用はありませんが、子宮体がんや乳がんの進行を 早める効果はあると理解してください。従って検診は重要です。 当院では、乳がん、子宮体がん、血液検査を定期的にお勧めしており、 十分注意して使用しておりますので、安心して頂きたいと思います。
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